カートで紹介!画期的な商品番組として注目を集めている「らっきー☆れーさー」 バックで流れている歌が気になっている方も沢山いらっしゃるかと思います!
今回はそのオープニング主題歌「Lucky☆Racer」と、エンディング主題歌「Real Star☆」で歌と作詞を担当されている、佐咲紗花さんにお話を伺いました!


佐咲紗花さん

佐咲紗花さんプロフィール
秋田県出身。27歳の時「第3回全日本アニソングランプリ」に応募し、応募者6,570組の中から選ばれて見事に優勝。TVアニメ『戦う司書 The Book of Bantorra』第2期オープニング主題歌「星彩のRipieno」でデビューし、「アニソン歌手になりたい」という夢を果たす。

ブログ アニさや☆佐咲紗花の日々是漸進!!
http://ameblo.jp/anisaya-sasakisayaka/

佐咲紗花 公式モバイルサイト
佐咲紗花さん

オープニング主題歌『Lucky☆Racer』
 作詞:佐咲紗花 作曲:Tatsh 編曲:高田 暁 歌:佐咲紗花

エンディング主題歌『Real Star☆』
 作詞:佐咲紗花 作曲:俊龍 編曲:原田勝通 歌:佐咲紗花

――佐咲さんは、元々アニメや『らき☆すた』が好きだったというお話ですが。
 はい。当時私がいた地元の秋田では『らき☆すた』はTV放送していなかったので、DVDをレンタルして見ていました。『らき☆すた』の曲も大好きで、よくカラオケでも、ひとりで主題歌の「もってけ! セーラーふく」を踊りながら歌ったり、こなたのキャラソンの「どんだけファンファーレ」を平野綾さんの真似をしたりして歌っていました(笑)。『らき☆すた』のキャラクターの中ではこなたが好きですね。オタク仲間だし、「貧乳はステータスだ」というお仲間コメントを堂々と言ってくれましたし(笑)。でもキャラクターだけではなくあの世界観が好きで、見ていて親近感がわいて、ほのぼのとしていました。
 今回『らっきー☆れーさー』の作詞と歌を担当させてもらえることになって、とても嬉しかったです。
――今回、作詞も担当されての感想は?
 最初「『らき☆すた』から派生した、レースを使った情報番組」というお話以外のことをほとんど聞いていなかったため、『らき☆すた』アニメ劇中にあった『頭文字○』のパロディみたいな物凄くスピードが出るレースを想像していたんです(笑)。また「熱く疾走感のある感じで」という指示にそって歌詞を書いたんですよ。そうしたら実際にはカートレースだったので「ちょっとレースのことを熱く書き過ぎちゃったかな?」と思いました(笑)。でも実際にカートに乗られた方に話を聞いたら、カートって視点が地面に近いですから体感速度がとても速いため「ぴったりの詞だ」と言っていただけたので、良かったです。
 エンディングの方は「レースが終わった後、みんなでわいわいしている感じ」というテーマで、事前に「勝ったときの気持ち、負けたときの気持ち、友情」など色々キーワードをいただいていたので、それを詞に組み込んでいきました。曲を聴き込んだあと、3時間くらいで詩を書き終えまいました(笑)。また作業がはかどる夜中に作詞の作業をしたんですが凄くテンションが上がったままだったので、詞をメールで提出しても全然寝付けず、1時間おきくらいに「OK出たかな?」とメールチェックしていました(笑)。
 新しい曲に詞をつけるのはいつも楽しいんですが、今回は特に作詞が楽しくて、曲を聴いているうちに曲の長さ以上にどんどん言葉が浮かんできたため、まとめるのが大変でした(笑)。
――レコーディングについてはいかがでしたか?
 オープニングは「力強く、疾走感があってかっこよく歌ってほしい」という指示にそってパーンと歌ってみたら、とくに注文もなく「うん、いいね」と言ってくれたので、するっと録ってすると終わった感じです(笑)。ちょうど収録直前、かっこいいギターの生演奏収録を直接見ることができたお陰で私もテンションが上がって収録できたおかげもありますね。
 エンディングはとても元気で明るい「こういう曲で歌ってみたかった」という曲でしたし「好きなように思ったように歌っていい」と言われたので、自由に楽しく歌わせていただきました。1番の歌詞がレースに勝った人の気持ちなので「頑張って良かった」というテンションで歌い、2番の歌詞はレースに負けた人の気持ちの意味を込めて書いたため「なんでこうなっちゃたんだろう、次は頑張るぞ」と、歌声で1番と2番のイメージの差を出せるように工夫するなどしました。
佐咲紗花さん
――それぞれの曲での、お気に入りのフレーズなどはどこですか?
 オープニングは曲自体がカッコいいですし、特にギターを聞いてほしいです(笑)。そしてサウンドを楽しみながら、詞にも注目してください。私は詞に抽象的な表現を使うことが多いんですけど、今回は「古くさいくらいストレートに熱い歌詞で」と言われたため、熱い言葉を入れていったら英単語や片仮名が多くなりましたね。
 エンディングはかわいい曲なんですが、特に最後の英詞の部分がかわいくできましたと思います。早口で収録しないとならず、レコーディングが大変でしたけど(笑)。
――5月5日のイベントにて、ライブでこの曲を歌われる予定ですが、それに向けての意気込みをお願いします。
 私はライブが大好きなので、歌う私本人が一番楽しみにしていますから、皆さんも一緒に盛り上がってくれればと思います。『らっきー☆れーさー』は「『らき☆すた』プレゼンツ」という言葉も入っているので、『らき☆すた』ファンの方々に気に入っていただけるように頑張りたいです。
――6月には『らっきー☆れーさー』主題歌CDの発売も控えておりますが、最後にファンの方々へのメッセージをお願いします。
 CDでは、オープニングとエンディングが1枚のCDに収録されるので、それぞれの曲の違う雰囲気を楽しんでほしいですね。また私の前回のCDを買っていただいた方は、曲のイメージがだいぶ違うし、私のスチール写真のジャケットからアニメ絵のジャケットになったため、その差にびっくりするかもしれませんが、私の色んな表情を見てください。これからも、小さい子供向けの元気な歌とか、色っぽいバラードとか、様々なタイプの曲を歌えるオールラウンダーなアニソンシンガーになりたいと思うので、生暖かい目でぬるっと見守っていただければと思います(笑)。アニソングランプリの大会委員長をされていた水木一郎さんに「せっかくこの大会で優勝してチャンスを掴んだんだから、たとえ今後結婚しても子供を産んでも絶対に辞めるんじゃない、歌い続けなさい」と言ってくださったこともあるので、まだまだデビューしたてで力不足ですが、細々とでも息の長いアーティストで居続けたいと思います。
 あと私は、個人でもよくライブを企画しているので、機会がありましたら生のパフォーマンスを見ていただけますと嬉しいです。
インタビュー:桝谷 直俊


インタビューで佐咲さんから受けた印象は音楽に対する真摯な姿勢とアニソン歌手でありたいという大きな決意を感じました。 佐咲紗花さんありがとうございました!